今回は業界でもあいまいなデザイン料についてと、そのデザイン料を事業主側がどうやって捻出しているかの事例をご紹介します。
50戸~100戸規模マンションの外観・共用部のデザイン費用は200万円~300万程度とされています。
著名なデザイナーになると数千万ということもありますが、事業性を考えるとそこまでの予算は取れないため、実情は数百万までが相場となっています。
工事費からするとわずかのようですが、デザインすることで装飾工事費もアップすることも踏まえ、少しでも費用を抑えておきたいと考えられています。
デザイン費用や装飾工事費の捻出方法はデベロッパーにより異なりますが、業界に多いパターンは次のふたつです。
パターン1:デザイン費用を設計料の総額から捻出する方法
もともとは、設計事務所が本来行うべきデザイン業務を代行する考え方なので、設計料の範囲内でデザイン費用を捻出する方法となります。
一般的には設計料の10%~15%くらいが相場となっていて、設計費の総額から捻出されるので事業費を圧迫されることはありません。
設計事務所もデザインが決まらず苦労するリスクが避けられるため、実はお互いにメリットがある方法なのです。
しかし、設計事務所側も外注費が増えるため、デザイナーに依頼する作業範囲を最小限にしたいとも考えています。
カーサデザイン・コンサルタントの『デザインサポート』なら、部分的なデザインも可能なので、設計事務所が外観をデザインし、エントランスホールのみをカーサデザイン・コンサルタントがデザインするなど、設計事務所も利用しやすいシステムとなっています。
パターン2:装飾工事費用を予算取りし、その範囲でデザイン費用を捻出する方法
想定建築工事費に対し、いくらかの装飾工事費を予算組し、その予算範囲でデザイン費用と装飾工事費を収める方法です。基本スペックから装飾工事費がプラスアルファされていくため、商品力が分かりやすくアップできます。しかも、カーサデザイン・コンサルタントの『デザインサポート』なら、必要なヵ所ごとにデザインを発注できるため、全体のコスト調整も容易です。事業主さんの調整手間も軽減できるシステムになっています。
CASA DESIGN CONSULTANT
株式会社カーサデザイン・コンサルタント 岡田達人
Mail : okada@cd-consultant.jp